ラボログ

2015/4

太閤さんもやられたのかな?

このマチには温泉がない。ただし、そこは温泉国ニッポン。車を30分も走らせばいたるところに温泉がある。行政区境がどこにあるかどうかなどまったく気にしていない観光ビジターにとって、「そのマチの温泉か」「隣町の温泉か」は、たいした話しではない。

で、その隣町の温泉にエゾエ君と行ってみた。ちなみに・・エゾエ君の出身地は滋賀県大津市の湖西側(琵琶湖の西側)で、このマチには地下深く無理やり造ったホンモノの温泉があるのだが、一分間にわずか数リットルしか湧出せず、限りなく銭湯に近いホンモノの温泉らしい・・

隣町の温泉は、基本「炭酸泉」である。大阪近郊・豊臣秀吉がひらいたという有馬温泉もたいへん有名な炭酸泉である。(行政区的には神戸市北部ではあるが、太閤秀吉がひらいた温泉なので大阪人は厚かましくも“大阪の温泉だ”と思ってる人多し)

こちらは・・その隣町の温泉に着き、先着していたお客様やその温泉の方としばし談笑。そのなかで気になることを案内された。曰く、「この季節、炭酸泉の露天風呂では、お尻に気配りを・・炭酸に反応する虫が多くなっていますので」・・なんのことだかわからなかった。

気持ちよく1時間余、露天風呂を楽しみ、豊後大野市三重町の長逗留先に戻ったらなんだかお尻が痒い・・その箇所6~7カ所。夜中、それはさらにひどくなり、腫れた。痒い痒いで朝が来た。

この時期に増える虫とはブトだった。そうか、ブトに目いっぱいお尻をやられたのか・・エゾエ君に問うと「ボクはどうもありません」との答え。ウ~ぼくだけか・・のちに聞いた話では、くだんの露天風呂でお尻を目一杯やられた入湯者には「幸運がやってくる」とのことらしい・・怪しい話!

ところがである・・そういえば、有馬温泉に通った太閤さんは天下の大立者で、幸運をつかんだ人。太閤さんも炭酸泉でブトに刺された?隣町の炭酸泉と日本三大名湯の一つ、有馬の炭酸泉。これは「温泉伝説」だったのか・・

いずれにしても、この話に“適切な写真”を添えることはできない。

JR豊肥線・三重町駅前事務所での出会い

引っ越し完了。昨日は疲れました・・

昨年11月、「ぶんご大野里の旅公社」ができて6カ月間、このマチで一番大きな駅前に事務所があったのだが、そのマチは市役所を含め県の出先などが集中している一方で、ビジターが訪ねてきて「観光案内を求められる」ということは、極めて稀であった。

この間、わずかながら大阪に帰省するとき以外、日曜・祝日の分け目なく、この駅前事務所に朝から晩まで出勤したが、純粋な観光ビジターが訪ねてきたのは20件にも満たず、観光という言葉よりも作業場という言葉がピッタリな、そんな事務所だった。

ところが、一度だけ「これぞ観光ビジター」という人たちがやってきたことがある。

11月の休日、隣町への乗り継ぎ列車の時間待ちで1時間半ほどだけの出会いであったが、「豊後大野というマチについての会話が弾み」、それが縁で事務所2階で列車待ちをしてもらうことになった。

東京からの女性3人グループ。石仏巡りと隣町のイベント見物。悔しいが・・豊後大野という存在については「?」だったが、目いっぱいセールスし、次回の来豊時には「豊後大野でぜひ宿泊を!」と、強くセールスし、お別れした。

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「引っ越した時には“この写真をブログで使って”」と、お話もいただいていたので、この際、改めて了解を得、思い出の写真をお披露目させていただきました。

東京のMさん。お元気ですか~引っ越しましたよ~!

引っ越しのドタバタ

本日もいい天気。で、いよいよ引っ越し当日。引っ越しと言えば思い出すのが20代から30代の琵琶湖時代。当時日本一若いペンションオーナーとして経営していたペンションを売却、近所の住宅に“自前”で引っ越すことになった時の事。

いまだに忘れることができない・・どうしてもと懇願され・・前日、30名の満室のお客様が泊まることに。さぁ~たいへん。おまけに、引っ越し当日「朝食も」となった。朝食後チエックアウト。その後「えいや~!」と片づけて知人の2トントラックでピストン往復。

チエックアウト後の“自前”の引っ越しという無謀を陣頭指揮してくれたのは、当時「カリモク家具」に努めていた、同い年のYさんだった。この日Yさんは、同じく応援に駆け付けてくれた数名のリピーターらを使いこなし、素晴らしい段取りで引っ越しを難なくこなしてくれた。

その後、彼は、若くしてトップセールスマンの仲間入りをし、結婚し、子供をもうけ、サラリーマン生活を全うして、長男であったため、岡山県高梁市の生まれ育った山深いマチに帰り、半農と自営の生活に入った。

そのYさんとは40代半まで親交が続いた。ところが、自営業の厳しさにやっと慣れてきた彼は3人の子を残し、くも膜下出血で突然、逝ってしまった。

彼とはまだまだ話したいことがあった。お互い大好きだったランドクルーザーのこと、下手の横好きだったウィンドサーフィンやヨットのこと、そして人生のこと・・今回の引っ越しはもちろん業者さんにお願いする。また、心強い若いスタッフもいる。だから、何の心配もない。

引っ越しの前日、引っ越す先で事前準備のために若いスタッフらと気持ちいい汗を流した。引っ越しには事前準備が欠かせないからだ!

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そんな汗を流していたら、同じような年頃だった琵琶湖時代のあの頃が、ふと、よみがえりYさんのことが頭をよぎった。Yさんの夢は、「いつか高梁の自宅でロッジ経営がしたい」だった。

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「どんこ祭り」の都会性

海のないこのマチにも港があった!

豊後大野市のもっとも東に位置する犬飼は、大野川の舟運、犬飼港による反映が長く続いたという。そのためか、人が集住、商いが勃興し、地域と地域・人と人が交わってできる都会性が継承されていて、なんだか楽しい。

例えば・・酒屋に併設された都会的下町センスの居酒屋があり、ハイテク技術の粋で100年以上も続く花火やさんがある。ボクの大好きな「お地蔵さんが波乗りしている」(ホント!)“波乗り地蔵”なんてものまで存在する。ありていに表現すれば、一次産業が分厚いこのマチにあって、都会的なのだ。

その象徴的なものが、毎年5月5日に開催される「どんこ釣り大会」。この祭り、信じ難いが、昭和4年に始まり今年で72回を数える。大分合同新聞をたどると昭和6年の「第3回ドンコ釣り風景」というのがある。昭和6年といえば大阪城が市民の寄付によって再建された年に重なる。歴史的には日本国中が「大きい」ことに沸いた時代だ。ボクが生まれ育った大阪でも「大大阪ブーム」が巻き起こる。

そんな時代に「ドンコ釣り大会/どんこ釣り大会」である。近年の写真がここある。

2015.4.27どんこのぼり写真

人の習性として、「小さな自分を大きく見せたがる」。祭りやイベントはたいがいがその類型で、ひたすら大きく見せようとするサガが切ない事すらあるのだが、「どんこ釣り大会」は違う。小さくてチャーミング!都会的センスにあふれてる。

決して耳触りがいいわけではない「どんこ」という表現をあえて使い、かつ、一見尻切れトンボのような「どんこの吹流し」を川面イッパイに敷き詰めて、いまも「どんこ釣り大会」が続けられている。驚愕としか言いようがない。

そういえば前出の花火屋さんの花火が毎月楽しめる「小さな花火大会」も「波乗り地蔵も」小さくてチャーミング。地域の人たちで盛り上げている。花のお江戸に負けない粋がある。無粋な大阪人から見るとなんだかうらやましい。

ちなみに、今年の「どんこ釣り大会」の案内はこちら。

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この中の「どんこ君の学習会」というのに、ボクもボランティアでお手伝い。小さくてチャーミングなお祭りに、皆さんも遊びに来ませんか。

これが石風呂!

「温泉県にあって温泉が無い」・・おっとどっこい! 豊後大野にゃ石風呂

石風呂って? ・・そうこんな感じです。

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石風呂に入湯中の皆さんは大阪からやってきた「NPO 法人もうひとつの旅クラブ」の面々。このNPO法人、設立されて既に10数年もたつ大阪初の観光マチづくりNPOで、面々には、こう見えて(失礼)・・大阪大学の先生や、超有名な観光旅館シリーズを手がける建築家、全国を飛び回っている人気のマチづくりプランナーらも。

ただし、このNPOの真骨頂は、そのようなメンバーの中にごく普通の人たちが多く混ざり込んでいて、いつもワイワイガヤガヤ。プロ目線と素人目線が強烈にぶつかって、大阪の観光シーンをリードしてきたところにある。たとえば・・「ご来光カフェ」なるイベントは、大阪都心・中之島で秋の風物詩として定着している。

すでに4代目の理事長となったが、じつはこのNPOの初代理事長は、ボク(あのころはまだ、若かった・・)。「大阪に観光なんて似合わない」と言われ続けたが、このNPOで試行錯誤した様々な名物企画が、いまや日の目を見ている。

で、石風呂である。今冬、NHKの「おはようニッポン」で紹介された石風呂シーンと、その際にガイドしていた女性に強く惹かれたNPOメンバーが、「豊後大野に行って石風呂に入り、あの女性に観光ガイドしてもらいたい」と、リクエストしてきて、今回それが実現した。

石風呂入浴時、あるNPOメンバーがつぶやいた、「観光は出会いであるとつくづく思う」と。豊後大野に泊まりたいとも・・そう、だから7/25、直営の宿泊施設「ロッジきよかわ」開業計画中! まだ見ぬ「あなた」と出会うため、こんな旅の宿、計画中で~す。手書きですが「ロッジきよかわ」のリーフレットです。

井崎マップ3

石風呂・・たぶん、フランス人やらドイツ人やら・・ヨーロッパ系のニッポン大好き人間が見たら「入りたい」って言うやろなぁ~