神楽侍 船上で舞う

里の旅だより

それがしは人呼んでラストサムライ「けんたろう」と申す。 どれくらいサムライかというと、モーニング娘こと「モー娘」を「蒙古襲来」のことかと勘違いするほどのサムライである。

それがしは神楽を修めておる。豊後大野市は神楽が非常に盛んな地域。舞は総じて荒々しく勇壮。それがし在籍する大野町の「浅草犬山神楽保存会」も激しい舞が特徴である。

さて、10月中ごろ「株式会社フェリーさんふらわあ」さんより 戦場 船上 で神楽を舞わせていただく機会をいただいた。依頼内容は、神戸発 大分行きのフェリーイベント「昼の瀬戸内感動クルーズ」での出演。

江戸時代、豊後大野市犬飼町の犬飼港(※下写真「犬飼港跡」)から船で大野川を下り、大分市鶴崎(三佐港)にて船を乗り換え、瀬戸内海を渡って大阪(大坂)まで行き来していたそうな。そして現代、フェリーが大分と関西を結び、その船上で豊後大野の神楽を舞う。実に感慨深いものである。

犬飼港跡の石畳DSC_6170

今回は前日夜から大分港発 神戸港行きフェリーに乗り込むことに。船の名は「さんふらわあ ごーるど」

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調べたところ、総トン数1万1千トン、全長165m、速力23ノット ううむ・・・よく分からぬが、とにかくデカイ!客のみならずトラックや自家用車が何十台と載るのだから大したものである。

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乗船手続きを済ませた我々はさっそく船内へ。 船内も広い!レストラン(バイキング)からゲームセンター、風呂、売店まで勢ぞろい。 豪華客船に見まごうばかり!!

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このような凄い船に乗ると、ここで神楽を舞いたい!という「神楽魂」がたぎるもの。 本来予定していなかった「前日便での神楽」を舞うことに。

演目は「綱の武(つなのたけ)」。 四人の神々が白い綱を持ち、強くて怖い神(荒神(こうじん)。写真中央)に綱を取られまいと、あの手この手で抵抗奮闘するさまを表す。

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荒神にささやかな抵抗をする四人の神々。やれ!やっちまえ!パンチにキックだ!!

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だが、荒れ狂う荒神に反撃されて・・・

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ついに綱を取られ申した。ちなみに奥の翁がそれがし。(荒神じゃないのかよ!とのツッコミは止めてくだされ)

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このようにして「綱の武」は無事終了。 お客さまより拍手喝さいを浴び「どこから来たの?」「一緒に写真撮っていいですか?」と人だかり。しっかり豊後大野を宣伝してき申した。

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さて、いよいよ翌日は本番「昼の瀬戸内感動クルーズ」での出演。 いやはや、どうなることやら・・・ 続きはまた後日。乞うご期待!