1. 里の旅・豊後大野:あさじ里の旅コース 田園風景とアートをたのしむ小さな旅

    のどかな田園や里山の風景がうつくしい町、朝地。そんな朝地を歩く「小さな旅」はいかがですか? あさじ里の旅コースはJRローカル線の小さな駅をスタートし、地元の産品であふれる道の駅にゴールするハイキングコース(全行程約10.9km)です。棚田を見渡し、素掘りのトンネルを抜け、石橋を渡り、里山をこえると──そこには自然と調和したたたずまいが魅力の美術館と現代アートの公園が。四季それぞれに表情ゆたかな朝地の里を、ぜひおたのしみください!

    朝地へのアクセス

    JR豊肥本線 朝地駅 下車
    • 大分駅より約1時間5分
    • 熊本駅より約3時間10分
  2. 朝地の田園風景 rural views of asaji

    そう、確かにローカル線の小さな駅なんですが、朝地駅はこの[あさじ里の旅コース]だけでなく[九州オルレ奥豊後コース]のスタート地点にもなっているため、国内外から「歩く旅」をもとめてたくさんの人々がやってくるところ。併設の朝地駅観光案内所では、ゆったり穏やかな人柄が人気の名物スタッフ・関さんが、コースや周辺の観光案内をしてくれます!

    朝地駅観光案内所

    住所 朝地町坪泉539-3
    電話 0974.72.0510
    営業時間 8:30–14:30
    定休日 年末年始
    ウェブサイト facebookページ
  3. 朝地の田園風景 rural views of asaji

    国道の横断歩道をわたってすこし仄暗い竹林の道を抜けると、きゅうに視界が明るくなって尾根筋に民家が連なる集落に行き着き、眼下に棚田の風景が広がります。やはり田んぼの景色は、このニッポンに生をうけ育ってきたせいなのか、留保なしにうつくしいと思ってしまいますね。道の両側のそこかしこにかわいらしい色の草花がはえていて、それもよかったです。

    ちなみにこのコースにはその昔に距離の目安としておかれていた「丁仏(ちょうぼとけ)」が点在しています。探しながら歩くときっと楽しいですよ。

  4. 若林洞門 wakabayashi tunnel

    このトンネル、まさに素掘り!という感じなのに意外と長くて、全長約95m。そしてやはりでこぼこのままの壁が印象的で、すこしひんやりしていて、なんだか生き物の体内にいるみたいでした。

    で、この「でこぼこ」なんですが、どうやらトンネルを掘りすすめる際にダイナマイトを使っていて、その「跡」がこういうふうに無数のクレーターのようになっているのだとか。「手で掘ったままにしてるからかな」なんて素人考えで思ってたら、まさかのダイナマイトで吹っ飛ばした跡。そう思って壁を眺めていると、それはそれで感慨深いです。

  5. 朝倉文夫記念館・公園 fumio asakura memorial meseum / park

    ということでやってまいりました、朝倉文夫記念館・記念公園。こちらでは現朝地町出身で「東洋のロダン」と称された彫塑家・朝倉文夫の偉業に触れることができます。もともと朝倉自身が故郷に作品を展示する場所をつくりたいと考え、この場所で自らブルドーザーを運転して工事をはじめたのが発端なのだとか(そうです、園内にあるブルドーザーはそのときのもの!) 。その後、彼は志なかばで亡くなってしまうのですが、地域の方が意志をついで完成させたのがこの記念館と記念公園というわけです。

    館内には朝倉の学生時代から晩年の作品が展示されていて、緊張感のある造形を間近で感じることができます。猫好きだったらしく、猫の彫像が多いんですが「日本近代彫刻の祖」がつくった猫の像はやっぱりさすがですね! そして周囲の公園には、アジアの新鋭作家たちによる大分アジア彫刻展・入選作品があちこちに。ぜひぐるっと散策してみてください。

    朝倉文夫記念館

    住所 朝地町池田1587-11
    電話 0974-72-1300
    営業時間 9:00–16:30
    定休日 月曜休館(月曜は祝日の場合は翌日)/年末年始
    ウェブサイト 朝倉文夫記念館
    備考 入館料:大人500円・小中高校生200円
  6. 大福寺 daifuku-ji temple

    ここからは帰り道。朝倉文夫記念館から四季の花々や蓮池を眺めながら園内を抜けると、原木しいたけのほだ場が。ご存じかもしれませんが、ここぶんご大野はしいたけの産地。とくに乾しいたけが有名で、全国の乾しいたけ品評会でも常にトップクラスの評価なんですよ。その「肉厚さ」は感動ものなので、ぜひ一度おためしください! で、その「ほだ木」が置かれたほだ場があちこちにあるんですが、これが整然と並んでいてなかなかうつくしく、ついつい写真をとってしまいます。見かけたらそんなところも注目してみてくださいね。

    そこからまた気持ちのよい尾根道にでて、やっぱりどこか懐かしいような田園風景を眺めながら帰ります。

  7. 道の駅あさじ road station asaji

    道の駅あさじは、「スケルトンログ」という構法でつくられた大きな屋根がかっこいい建物です。新鮮な地元野菜はもちろん、肉厚な乾しいたけ、オリジナル商品の「塩だれ」などバラエティに富んだ品揃えが自慢。山ぶどうソフトクリームが人気商品です。それに朝地は和牛の産地でもあるので、併設のレストラン福寿草でぜひそのあたりも味わっていただきたいですね!

    ちなみに建物の裏にはなぜか川の途中までしかかかっていないふしぎな石橋が……。これは実は以前別のところにかかっていて、河川改修にともなって取り壊される予定だったものがここへと移築保存されたもの。橋マニアの人に言わせると、アーチ式石橋の真下を簡単にくぐれるところはあまりないので、ぜひその真下から石橋をみてみてほしい!とのことでした。

    さて、このあさじ里の旅コースはここでおしまい。いかがでしたか? もし機会があったら九州オルレ奥豊後コースにも挑戦してみてくださいね!

    道の駅あさじ

    住所 朝地町板井迫1018-1
    電話 0974–64–1210
    営業時間 売店/9:00–18:00
    レストラン福寿草/10:30–17:30
    定休日 12/29〜1/1
    ウェブサイト 道の駅あさじ
0