1. 里の旅・豊後大野:九州オルレ奥豊後コース/山里を歩いて史跡をめぐる人気コース

    韓国済州島発のハイキング「済州オルレ」の九州版・九州オルレ。「オルレ」とは、もともと済州島の方言で「通りから家に通じる狭い路地」という意味なのだそうで、まさに故郷の風景をたのしむように、山や里をのんびりと歩くスタイルが近年注目されています。九州各地に設定されたそれぞれのコース(2015年現在で17コース)は厳正な審査を経て「オルレ」として認定されているだけあり、どれもすばらしいものなのですが、そのなかでも人気なのがJR朝地駅からスタートする、この「奥豊後コース」。用作公園や普光寺、岡城址などを経由しつつ、JR竹田駅までの約12キロの山里の小道を、目印の矢印やリボンを頼りに自分のペースで歩きます。歴史を刻む史跡と、うつくしい日本の里山の景色をお楽しみください!

    朝地へのアクセス

    JR豊肥本線 朝地駅 下車
    • 大分駅より約1時間5分
    • 熊本駅より約3時間10分
  2. 朝地駅 JR asaji station

    さて、スタートはこのかわいい単線のちいさな駅から。とはいえ、あさじ里の旅コースのページでもご紹介したのですが、この朝地駅は、一年をとおして国内外から「歩く旅」をもとめてたくさんの人々がやってきます。そんな彼らを迎えるのが、併設の朝地駅観光案内所の名物スタッフ・関さん。ゆったり穏やかな語り口で、コースや周辺の観光案内をしてくれます。この案内所では、その他にお弁当やガイドの手配も可能。さまざまな知識や特技を持った「オルレガイド」と一緒に歩けば、また違う楽しさが味わえるはず!(要予約/詳しくは案内所へお問い合わせください)

    朝地駅観光案内所

    住所 朝地町坪泉539-3
    電話 0974.72.0510
    営業時間 8:30–14:30
    定休日 年末年始休業
    ウェブサイト facebookページ
  3. 用作公園 yujaku park

    棚田がつづくのどかな田園風景のなかを歩いていくと、用作公園に到着! ふたつの池を中心に約500本のカエデやモミジが植えられており、大分県を代表する紅葉の名所です。見ごろは11月中旬から下旬にかけて……なのですが、今年はすこし早かったようです(11月上旬から月末にかけて、公園では用作観光もみじ祭りがおこなわれています/期間中の週末は夜間ライトアップがあるのでぜひ!)。この公園、もともとは江戸時代にこの一帯を治めていた大名家の家老の別荘地。当時から紅葉の名所で、家老が客人の接待に利用していたとか。鉄砲訓練所の跡地もあって、当時を偲ばせます。

    ところで、用作は「ゆうじゃく」と読みます。鎌倉時代に当時の領主が所有していた「用作田」がなまって伝わったものなのだとか。ちなみに紅葉もきれいですが、新緑の季節もおすすめ。目の覚めるようなうつくしい緑色の光を、ゆっくりたのしめます。オルレで歩くと気持ちいいですよ!

  4. 普光寺 fukkoji temple

    普光寺はかつて密教の修験場として栄えたお寺。断崖絶壁に彫られた11.3mの高さを誇る不動明王さまは、一説には日本最大級の磨崖仏といわれています。右隣の洞窟の上にも「筑紫山普光寺」と刻まれた文字が。あんなに高いところ、昔の人はいったいどうやって彫ったんでしょうか。ちなみに不動明王さま、見る角度によってやさしげに微笑んだり、顔をしかめていたりと、いろんな表情にみえるのですが、真下から仰ぎ見るとちょっと怖いです!

    またこの普光寺は、6月〜7月にはアジサイが咲き誇るため「アジサイ寺」とも呼ばれています。梅雨時はきれいですよ! 本堂前の「撫で仏」は、頭が良くなったり(ていうかボケ防止?)腰痛などにご利益があるとのことなので、いっぱい撫でまわしましょう!

  5. 十川の柱状節理  columnar jointing along soukawa river

    この不思議なかたちに岩が割れているのは、柱状節理というのだそうです。9万年前に起こった阿蘇の大噴火で発生した火砕流が川へと流れ込み、それが冷え固まって柱状に亀裂が入ったものなのだとか。十川は水量豊か(すぐ上流には発電所も)なので、昔はここに掘り割りなどもつくって舟を通し、物資を運搬していたみたいですね。大自然と、そのうえで人々が生きてきた歴史みたいなものが感じられて、いまは人もそう通らない場所だけれど、かつての往来を想像したりしました。

  6. 大福寺 daifuku-ji temple

    岡城はその昔、源頼朝に追われていた源義経を迎えるためにつくったと伝えられ、戦国時代には少ない兵で大軍を何度も撃退した難攻不落の名城として有名です。たしかにアプローチも急坂だし、残された石垣も入り組んでいてまさに要塞といった感じ。ちょっと男子の心が疼きますね! 幼少期を竹田で過ごした明治の作曲家・滝廉太郎は、この城をイメージして「荒城の月」をつくったとされています。また春の桜もうつくしく、日本さくら名所100選に選定されています。

  7. 道の駅あさじ road station asaji

    城下町はやはり昔からの建物やお店などが建ち並んでいて、歩いているだけでもけっこう楽しいですね。時間が止まっているようなところもあれば、とてもおしゃれなお店なんかもあったりして、そういうまぜこぜ感が好きです。そうそう、足湯につかった「花水木」には竹田市の観光案内所やお土産屋さんも併設されているので、体力に余裕のある方はぜひゆっくり観光したり、温泉につかったりしてくださいね!

    竹田温泉花水木

    住所 竹田市大字会々2250-1
    電話 0974.64.1126
    営業時間 11:00–22:00
    定休日 毎週木曜休館(祝日を除く)
    ウェブサイト 竹田温泉花水木
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