ラボログ

ペンション望郷・ロッジ近景/三重温泉譚(その4)

里の旅だより

(その3)はこちら

「この銭湯を閉じる少し前、“最初で最後”のチラシをつくり、大分合同新聞の折込で宣伝してみました」

ご主人が少々はにかみながら説明してくださったそのチラシは、「当時そのままの番台前」に無造作に画鋲で留めてあった。

「この銭湯を閉じる少し前・・」というお話がいつまでも心に残り、気概のような雰囲気を感じた・・

大正時代からつづくレトロな銭湯   足をのばし  心をのばし  安らぎのひととき  たまには銭湯  いかがですか? (原文そのまま)

三重温泉

佩楯山(はいだてさん)を背景にした三重町の夕暮れ時が絵になり、街の灯が誘って、何とも味のあるチラシ。またまた感動してしまった。

閉じられてからすでに数年たつが、現存する三重温泉の容姿に、このマチの未来のようなものを感じ・・あぁ~温泉があったらいいのにな・・と、心底から言葉が湧きだした。(終わり)

ペンション望郷・ロッジ近景/三重温泉譚(その3)

里の旅だより

超モダン“銭湯”三重温泉! 大正14年完成直後のオリジナル写真(「その2」に掲載)がオモシロイ。素人モデルのおっちゃん2人が、ミラクルなカメラ目線だし、よ~く見るとこの洋風建築前の道が、がれき状の埋め立てで、道というよりも「これから道になる」という感じ。

それは、銭湯入り口脇、記念植栽すぐ下のいかにも堅牢すぎる石垣にも感じ取ることができる。その石組みの様子から推察して、“この道”は「小さな川」だったのではないか。

「三重温泉が完成し、この前の道が“温泉通り”と呼ばれた」と、当時の言い伝えを解説してくださったご主人のお話しで、「小さな川」で、ほぼ間違いないと思えた。正真正銘の新しい道の登場と温泉の誕生とは、同時だったに違いない。いまもこの“温泉通り”には背割り下水があるし、付近にもそれが極めて多い。

背道(せどう=せど)・・こちらの方は、この付近に縦横にめぐらされている背割り下水上にある路地のような小道を親しみを込めて、「せど」と表現し実際に日常生活のミチとしていま現在も機能させている。

伝統ある「市場通り」が江戸時代以前から存在する古い道であるとするならば、こちらは新道であり新開地であったのではないか。

そういえば、大阪が大坂だった時代。大坂城下には背割り下水が張りめぐらされ、いまも現存するそれらには太閤(豊臣秀吉)下水という愛称が附されているが、庶民から親しまれている愛情表現としては「せど」のほうが、一枚も二枚も上手のような気がする。

ペンション望郷・ロッジ近景/三重温泉譚(その2)

里の旅だより

(その1はコチラ
“銭湯”三重温泉は、つい数年前に閉じられたが大正14年の開業、3代続いたと伺った。洋館の趣があちこちに感じられたので「大正14年」とお聞きし、なるほどと納得した。

大正14年といえば、近代建築が華やかだった時代。大阪のことで恐縮だが・・大阪倶楽部(大正13年)、船場ビルディング(大正14年)、旧大林組本店(大正15年)・・と、現存する建物は極めてわずか。

ところが、目の前に、あちこちが改修されているとはいえ、銭湯という庶民文化そのもの“動態保存”で三重温泉が立派に建っている。腰を抜かすほど驚き、感動して言葉が出ない・・

そんな様子を察しられたのか、奥様がなにやら探している・・と、出てきたのが、ななな、なんと!! 完成当時のオリジナルの写真・・

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ビックリして思わず息をのんでしまった(つづく)

ペンション望郷・ロッジ近景/三重温泉譚(その1)

里の旅だより

豊後大野に温泉はない。そういうことになっている・・ならば聞きに行こう!温泉やってたご夫婦に・・というわけで、昨日、ほんの数年前まで営業していたという“銭湯”三重温泉のご夫婦にお話を伺った。

ほんとうにお上品で誠実そうなご夫婦が、いまもそのままに残る番台や湯船、ボイラー室などを丁寧に案内してくださった。問わず語りの説明を・・

「整理しなあきませんのに、ほったらかしにしてて恥ずかしいんですが」と、導かれた室内はほぼ当時の面影のまま! ボイラーの火を落としたその年のカレンダーもそのままにしてあって、なんだかシンミリ・・

そういえば京都・桂、京都大学の新しい学び舎に近い知人から「ボクの土地に温泉出るかな?」と、相談を受けたのはもう20年以上も前。ある掘削業者を紹介したまさか温泉が出て、今もって天然温泉付きのスーパー銭湯で儲けてる。

ふるさと大阪でも、昔は箕面温泉あたりが関の山だった天然温泉が、いまでは星の数ほど(この表現はちょっと大げさ)、あっちこっちにある。いま、掘削技術は格段に進歩し、“宝くじ”ではなくなった。

この続きはまた後日・・

こ・・こんなうまいもんがあるんかに〜!?②

里の旅だより

【前回のブログはこちら
翌朝、仕掛けた罠を引き上げてみると・・

写真からも明らか、スタッフ一同びっくり!!
(長吉さんはとっても笑顔ですが)

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そう、タイトルからお気づきの人もいたかもしれませんが・・
答えは、カニです!

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川のマチ、ぶんご大野では天然100%の「モクズガニ」が獲れるとのこと。
どこで獲れるんですかー!?と聞いたんですが、どうも秘密の場所があるようです。

お恥ずかしながら、あの有名な中国料理高級食材「上海ガニ」の同属異種ということも初めて知りました。

早速調理して、ロッジきよかわにお持ち帰り。

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清流沿いで食べる上海ガニより旨い【地元産・天然】のモクズガニ(=上海ガニ)・・・

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川で獲れたカニを食べたのも初めてでしたが、食べ方には少しコツがいりそうなものの、 蟹味噌はきれいな黄色でとってもクリーミーかつ、ちょっぴり繊細な身もおいしい・・!

ブラックバスばかりが釣れる琵琶湖から来た僕には衝撃でした。
やっぱりぶんご大野はすごいなあ〜!!

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