ラボログ

本が並んで観光を考える

里の旅だより

観光というものはじつにいい加減なものである。

ルーズという意味ではなく、「いい湯加減」という意味においての『いい加減』さが求められるという点においてだ。

『いい加減』の提供は難しい。熱くても、ぬるくてもダメであろうし、キンキンの冷え冷えや、ギンギンの熱々を求められる場合もある。来街者やお客様のニーズは千差万別で、こちらを立てればこちらが立たず・・ということがしばしば起こりうる。独善的な得手勝手だけではなかなか事が立たない。

したがって、この点でも「いい加減な人間性が求められる」が、観光サービスの提供においてはそれなりの勉強が欠かせない。人それぞれの勉強スタイルがあるので、一概に「この勉強法がイイ」とは言いにくい。

・一人旅であっちこっちをうろうろし現場を訪ねて知見を蓄える

・読書という方法で見識を深める

・仕事という“境地”の中で得たものを昇華させる

などが主なものと考えているが、ボク自身は読書に弱い・・

何年か前、短大で教鞭をとっていた頃、読書の真似事をしてみたがこれがてんで長続きしなかった。短大を辞するときには「え~い」と、一切合財を廃棄した。

ところが、ロッジきよかわOPENを前にして、この環境を再評価してみたら、驚くほどサイコーな読書環境であったことに気づき、慌てた。で、恩師のような大学教授に無理をお願いし、千冊に近い図書を寄贈してもらった。

「まぁ~飾りくらいにはなるやろ。帽子の羽根みたいなもんや」とはその大学教授の弁・・いい加減なご厚意に頭が下がった。

IMG_8868

◎求人ノート

夏の人、3ヶ月は試してみたい人、じっくり腰を据えたい人、など。

ロッジきよかわで働く仲間募集中。条件等委細面談。まずはメールでアナタのキャラクターをどうぞ。14111@sato-no-tabi.jp 李まで。

折節を感じた朝

里の旅だより

このあいだまで 梅の実が占領した地面に

あさ 柿の木の小さな実がポトリ

 

そういえば アユの友釣りの姿もよく見かける

久しぶりに晴れ 蝉の鳴き声もかん高くなった

 

きょう夏空を見た

期待と不安が入り乱れ ゆっくりと夏を迎える

 

季節が進み あすは7月

いよいよ開業月を迎える

IMG_0746 (1)

知恵の仕事・汗の仕事

里の旅だより

きのうは、ぶんご大野里の旅公社が設立(昨年11月)されてからはじめての総会の日。理事会もあったし、賛助会員に向けた「活動報告会」もあったしで、けっこうたいへんな一日だった。

そのなかでも「活動報告会」はなかなか楽しいものとなった。今年3月、滋賀県大津市から移住してきた江副君がこれまでの成果・・みんなで企画した体験プログラムの数々をパワポをつかって、会員の皆さんに発表してくれたからだ。

_MG_4663

50名ほどの会場内は、関西訛りの若者が繰り広げるプレゼンに、しばし聞き入り、その一つひとつを和やかに精査した。一見するとわからなかったが、はじめての経験だったので、かなり緊張し、冷や汗をかき喉もカラカラになっていたとか・・

ん~、それはいけない。知恵の仕事の後は汗の仕事をやってみよう!と、いうことで、3週間ほど前、竹と格闘した「あの後始末作業」をこの日の午後、やることになった。冷や汗をかいた後は、本当の汗でリフレッシュというわけだ。

IMG_0506

作業時間約2時間。大汗をかきました。作業後、ここで収穫した梅の実で作ったプラムジュースを試飲。ウッメ~! 本当にウマイ!! この日の午後、川辺に「小さなハーブ畑」も作りました。ささやかな作業をくり返し続け、開業まで約1カ月余りとなりました。

IMG_0207

体験パラダイス その⑩

里の旅だより

スカイジオツアー/その2

いい写真ができたので、今一度、スカイジオツアーのおさらいしてみます。

JR豊肥本線・豊後清川駅から車で15分ほどのこの一帯は、野菜畑やお茶畑が広大に続き、その“ゆる~い”景色は高原そのもの。驚いたことに、そんなのどかな高原地帯に「小さな飛行場」が突如、ポツリと出現する。

その名は大分県ど真ん中!「大分県央空港」。1992年、付近でとれる新鮮で高価な野菜を大分空港を経由し東京に出荷するため農道空港として整備された。それが5年後、人の輸送も可能な飛行場に格上げされ、こんにちに至っている。

小さくカワイイ飛行場だが滑走長はシッカリ800m。大分空港に定期便を飛ばしていたこともあるので機能的には本格派。その定期便はなくなったものの、防災基地としての運用や遊覧飛行は継続されてきた。

で、考えた・・豊後大野は日本ジオパーク・・知る人ぞ知るフォトジェニックな名瀑が数多い。なかでも、田園風景に突如現れる「原尻の滝」、雪舟が描いた優美さ「沈堕の滝」、コウモリが羽を広げたような、その名も「蝙蝠の滝」の3名瀑に代表される。

沈堕の滝

この感動の3名瀑を約15分間に凝縮し、①パイロットからのレクチャー②セスナ機での限定コース遊覧飛行③セスナ機との記念撮影(写真はその場でプレゼント)これを3点セットにし「スカイジオツアー」を企画した。

昔、グランドキャニオンで小さな空の旅を経験したが、雄大なUSAに負けない優美さが、いまここにある。こんな近くで世界一の小さな空の旅が堪能できる。

背景

体験パラダイス その⑨ 

里の旅だより

番外編/ハンドメイド教室・パート2

夏シーズン直前。いま「ロッジきよかわ」一番人気は、その特徴的なフォルムからツリー型ハウスの問い合わせ。ボク自身、これを初めて見たときは、驚いた。こんなにも凝った造りがあるのかと・・

ただ、少々嫌だったのは、その色彩だった。ツリー全体の色調が全てダークカラーに包まれていて、このフォルムが持つ、独特のユーモアを受け止めているとはいいがたかった。

建築デザインとはコンテクスト(文脈)である。と、一般的には解釈されている。屋根の色を塗り替えるほどの予算はない。で、考えた・・そうだ、ツリーの“軸部分”だけでも塗り替えよう!・・と

現場監督さんとも相談。むかし習ったカラーコーディネイトの技法も駆使し・・この種の施設では、同じ色調でも暖色系の色調合によって温かみを増す工夫をする。イケアやマリメッコなどの北欧系雑貨の色味と見比べて「わが家でも同じ色を使っているはずなのに、なぜイケアのモノとはちょっと違う。冷たく感じるのはナゼ?」というのは、このような工夫がなされているから。

10棟あるツリー型ハウスのそれぞれに個別のカラーリングを施した。一番嫌だった味気なく大きく表記されていた1~10の番号も、ペンキ屋さんに綺麗に塗り替えてもらった。

IMG_0231

そして、端材を利用して、こんな感じでカラーごとにキーホルダーを塗り分けた。とてもよくしてくださったペンキ屋さん。いい仕事で、感謝感激!

IMG_0234 (1)
30 / 37«...1020...2829303132...»