ラボログ

アートピクニック

里の旅だより

瀬戸内国際芸術祭・・知人の北川フラムさんがコンテンポラリーなアートで島々の再生を、と、手がけた瀬戸内全体を舞台とした参加型の大きな仕掛けは、こんにちでは、その個々が“可能性の小舟”を、それぞれのスタンスで漕ぎ出すに至っている。

氏が代官山で手がけた様々なコンテンポラリーな仕掛けは、バブル期のファーレ立川や、氏の故郷である新潟で、その志が見事に花開いたが、その先駆的な構成の妙は、いまも衰えを知らない。

行政主導の参加型アートの試みが、いまいちパッとしないのは、この種のものに「先が見えないことによる美」が否応なしに存在することに起因するが、氏がバングラデシュとの試みの中で構成しようとする稀有壮大なアートの構成は、限りなくデカク、“政治銘柄”そのもので、「行政と政治」「政治とアート」の相関が、見事な三色旗をなびかせもする。

豊後大野・朝地地区の山中に突如現れる朝倉文夫記念館は、ひょっとすれば谷中の朝倉彫塑館を例えに引き、「あの朝倉文夫」といった方が有名かもしれない。しかし、朝地の朝倉文夫記念館と出会ったときの感動は、何と表現すれば良いか・・言葉に詰まってしまうほどの大きさがある。とにかく、意外な出会いなのだ。

私たちはいま、「里の旅アートピクニック」と命名し、この記念館をも「ピクニックコース」に組み込んだ「歩く旅の仕掛け」を構成中である。

東洋のロダンと並び称された朝倉文夫はプロデューサーではなく、彫塑家であったわけだが、この広大な庭園と、そこ、ここに、メッセージ性を込め朝倉文夫に抱かれたように横たわる「現代アート作品群」を見ていると、ふと、瀬戸芸を超えた、朝倉文夫の先進世界が垣間見えたような気がして、未来を感じ、心の中から歓声が沸き立ってくるのである。

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パソコン作業にアンブレラ!

里の旅だより

昨日、今日と事務ワークなんてやってられないほどの最高のお天気・・いよいよ足場が組まれ、虫食いなどを防ぎ長期の使用にも耐えるよう外壁再塗装 を施す事になる。

その前は、丁寧に「高圧洗浄」がやってくる。素肌美人にしないと再塗装の意味がなくなるからだ。高圧洗浄では、想定外のスプレーが室内をめぐることがある。琵琶湖でのペンション時代、これでえらいことになってしまった経験がある。

で、準備していた・・パソコン作業にアンブレラ!

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ビフォー・アフターはこんな感じ。高圧洗浄でとてもきれいになりました。

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快晴の一日、素肌美人となりました。

家族

里の旅だより

結婚この方、単身赴任というものを初めて経験している。これほど長く家族と分かれ暮らすことも初めて。それに、コミュニティービジネスの際たる仕事・・ペンション稼業が長く、仕事そのものを「家族からの視点」で見つめてきた。

だから、いま、単身赴任という形の中で豊後大野の町で働かせていただいているこのカタチ、ボクくにとっては未経験の「心象風景が突如出現」することがある。いろいろな「引き出しがある」と自負していたが、突如出現する新しい心象との出会いにタジタジになる、ことがある。

職場の仕事仲間や、新しい「歩く旅の発掘」に、ミッションを共有しつつ時間を共にする仲間・・その瞬間、瞬間にも今まで経験したことのない心象が突如出現する。とても不思議な感覚で、「家族」というものを再発見する毎日である。

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豊後大野・朝地地区にある“ヒミツの素掘りトンネル”を眺め、そんなことを考えた。

アグリビジネスか・・

里の旅だより

くしふるの大地・・あの有名な一風堂さんの「力の源グループ」、その農業生産法人が豊後大野に進出! ということで、昨日その開所式に参加させていただいた。

名門、旧・三重農業高校の広大な跡地は、閉校からかなりの時間が経過したといっても、北海道大学の風情さえ漂わせ、威厳がある。そこに新しい経営センスで「農業」に取り組まれているという「くしふるの大地」さんである。

社長さんにお話を伺ったり、颯爽とした若い(この施設の)農場長さんにもお話を伺ったが、悲しいかな素人の限界。理解力不足も広大だった・・ただ、何となく理解できたことがひとつ。

日本を代表する商社系のアグリビジネス部門の方と、これまた日本を代表するシステム開発会社の方が何人も式典に参加されており、こちらのお話しも(失礼を顧みず)お聞きした。すると、それぞれが「肥料等、農業資材のお取引で・・」「農業生産管理のシステム開発で・・」・・○X▼◎□◆

・・○X▼◎□◆・・これまた理解力が足りずお話しの半分も分からなかったが、何となく理解できたのは、「農業分野における経営の数値化」が、未来農業のポイントらしいということだった。

観光ビジネスにおける経営の数値化というテーマについては、「語るべきを」と、常々心がけてはいるが、知識なく参加した農場の開所式で「経営の数値化」という言語・・頭をガツン・・殴られたようなショックがあった。

ショックといえば、何年か前、ここ豊後大野で初めて見た「こども神楽」も驚きだった。観光とは無縁のところにある「こども神楽」が新鮮で、コミュニティーへのメッセージ性に強烈な衝撃を覚えたことがある。

この農場の開所式、冒頭は、その「こども神楽」が口火を切った。新しい農業ビジネスのスタートに「こども神楽」の舞。絶妙な取り合わせに未来へのヒカリを感じ、新鮮な感動を頂戴いたしました。

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視点をずらすと違って見える!

里の旅だより

「ロッジきよかわ」の木々は伸び放題。ヒョロヒョロと背丈だけが伸び、枝葉も四方八方に垂れ下がり、なかには・・屋根の真上であぐらを?かくモノさえあった。ゆえに、視界は細切れ、陽光もささず「敷地の可能性」も遮断していた。

ココはこんなものだ。とか、こいつはこんな奴。と、決めつけてしまう「なんとわなしの評価」は、その場所や人の可能性さえ摘み取るので厄介だ。

パナソニックを創業させた松下幸之助さんが“松下”を大きくするにあたり、大阪府門真市に広大な安い土地を手当てする際、「京都に至るこの方角は大阪市内から見れば鬼門筋で大凶です」と、周辺から大反対されたという話は、大阪ローカル的には有名な話だが、この手の話はどの町にもありがち。

ロッジきよかわ的には「川を望む眺望」ばかり気にしがちだが、「川側からの眺望」もいいはず?・・と、気になっていた。が、なにぶん大きくなりすぎた倒木寸前の木々が大量にあって、見通しがまったくきかず、わからなかった。

で、やっと、「見えた!!」

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・・というのがこの写真。まだ、木々の“散髪”を終えたばっかりで、外壁・濃茶のキシラデコール塗装が完了しておらず不完全だが、川から眺めたロッジきよかわの風景が想像できて楽しみだ。

木々に囲まれた水辺のログハウスと陽光のコントラスト・・完成するのが待ち遠しい。