そびえる山々、美しい渓谷に断崖、雄大な滝。ぶんご大野は、9万年前の阿蘇山大噴火の名残で、多様な地形・地質がみられる場所です。そんな独特な大地に、わたしたちは代々、田畑で米や野菜をつくり、山で椎茸を栽培し、石に仏像を刻み、神楽を舞いながら、この「里」を育んできました。
いま、JRの6つの駅がそんな市内の各地をつなぎ、5つの道の駅もそこから採れる豊かな農作物でいっぱいです。
里山の小道を歩くために海外から人々がやってきます。充実したスポーツ施設を利用しての、合宿旅行も増えています。
ぶんご大野は、平成17年3月に5つの町と2つの村がひとつになってできた市です。総面積600平方キロメートルあまり。
その広さは日本一大きな琵琶湖にちょっと足りないくらい、沖縄本島の半分くらい。市を横断するJR豊肥本線の駅だって6つもあります。
各駅停車でのんびりと、いろんなぶんご大野を楽しんでください!
駅といえば、道の駅も多いです。個性的な道の駅が市内に5つ。道の駅みえなら〈ブルーベリーソフト〉、道の駅おおのは〈豊のしゃもの親子丼〉、道の駅原尻の滝は〈椎茸チーズフライ〉、道の駅きよかわではクリーンピーチの〈ももそふと〉、道の駅あさじでは〈朝地産豊後牛のステーキ丼〉と名物もそれぞれです。もちろんお土産や新鮮な野菜も、お手ごろ価格で買えますよ!
野菜といえば、このぶんご大野は「大分の野菜畑」という異名があるほど、おいしい野菜の宝庫です。夏秋ピーマンは全国有数の生産量を誇り、高糖度のさつまいもの「甘太くん」(品種名は「べにはるか」)も人気があります。他にもさといもやゴーヤなどが名産ですが、とにかく道の駅や市内の直売所で売っている野菜が、感動的においしい! 土が、大地が、おいしい野菜の秘密(かも)です!
大地といえば、ぶんご大野は日本ジオパークに指定されていて、独特の地形を観て楽しむことができます。9万年前の阿蘇山大噴火の際の火砕流噴出物が冷え固まって、いまのぶんご大野の大地(の大半)となったらしいです。ぶんご大野の地形は起伏に富んでいて、山、平野、谷が入り乱れています。そこにちょっと他では見たことないような滝(びっくりします)があったり、日本一の石橋が架かっていたり、絶壁に掘られたトンネルから列車が出てきたり、美術品の様な美しい仏様が岩壁に直接彫られていたり。こころ踊る景観があちこちに!
踊るといえば(というか「舞う」ですけれど)、五穀豊穣を願う大地への祈りが、神楽などの(伝統)芸能となって、市内の各地に受け継がれてます。神楽の勇壮な舞を、ぜひ生で観ていただきたいです!
生といえば、(ちょっと苦しいけど)生しいたけ! ぶんご大野はしいたけの産地なんです。大分のなかでもトップクラスの生産量で、その質の高さは、生のしいたけを乾燥させた「乾しいたけ」が証明します。全国の乾しいたけ品評会でも常にトップクラスの評価。その「肉厚さ」は感動ものです。乾しいたけを使ったいろんなグルメもあります。このおいしさ、世界中の人に届けたい!
世界といえば、ぶんご大野には海外からのお客さまもたくさんやってきます。目的? それは歩くためです。
現在九州では「九州オルレ」と呼ばれる韓国発祥の里山トレッキングが人気で、各地にコースがつくられているのですが、なかでもトップクラスの人気を誇るのが、ぶんご大野のJR朝地駅をスタートとする「奥豊後コース」。韓国のお客さんを中心に、多くの外国人トレッカーが小さな駅にやってきます。舗装されていない里の道を歩く小さな旅が、都会の人や海外のひとに響くみたいです。ぶんご大野には、そんな「歩ける場所」がたくさん。これからどんどん、ここにしかない「歩く旅」のコースが増えていきます(予定)!
JR三重駅までのアクセス方法と時間をご紹介します。
【大分方面】
- 大分空港から
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- 自動車:
- 有料道路を利用して1時間30分
- 公共交通機関:
- 空港バスで大分駅まで1時間、
大分駅からJR豊肥線で1時間
- 大分駅から
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- 自動車:
- 一般道路利用で50分
- 公共交通機関:
- JR豊肥線で1時間
- 大分港から
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- 自動車:
- 一般道路利用で1時間
- 別府港から
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- 自動車:
- 一般道路利用で1時間20分
【福岡方面】
- 福岡空港・博多駅から
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- 自動車:
- 高速道路利用で3時間
- 公共交通機関:
- JR日豊線特急列車利用で3時間
【熊本方面】
- 熊本空港から
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- 自動車:
- 一般道路利用で1時間30分
- 公共交通機関:
- 空港リムジンバス利用と
路線バス利用で3時間
- 熊本駅から
-
- 自動車:
- 一般道路利用で2時間
- 公共交通機関:
- JR豊肥線特急列車で2時間
【延岡方面】
- 延岡駅から
-
- 自動車:
- 一般道路利用で1時間